干し柿オーナー”で3万人被害
加工食品のオーナー制度で多額の資金を集め、1000億円超とされる負債を抱えて破産した「ケフィア事業振興会」について、警視庁生活経済課は6日、出資法違反(預かり金禁止)の疑いで東京都千代田区の本社を家宅捜索した。今後、押収資料を分析し、同社関係者から事情を聴くなどして本格捜査に乗り出す。
同社は会員制通販サイトで食品を中心に販売していたほか、顧客にダイレクトメール(DM)を送り、干し柿やメープルシロップなどの加工食品製造事業で「オーナー制度」を展開。一定額を支払って商品のオーナーになれば、同社が数カ月後に商品を買い取る形で、元本に利息を上乗せして支払うとして出資を勧誘していた。同社の設備への投資も募っていた。
捜査関係者によると、捜索容疑は、元本保証や利息の支払いを約束し、昨年2月から6月にかけ、横浜市の60代の女性など4人から、設備投資などの名目で計約310万円を違法に集めた疑い。
ケフィアを巡っては消費者庁が昨年8月31日、契約者への支払いを少なくとも数百億円滞らせていると指摘。同社は9月3日に東京地裁に破産を申請し、同日手続き開始決定を受けた。同社の代理人によると、負債総額は1000億円超。債権者は約3万3千人で、大半はオーナーになった個人とみられる。今年1月15日までに、関連会社計27社も破産申請している。
国民生活センターによると、同社に関してはこれまでに4000件以上の相談が寄せられている。相談者の平均年齢は69・6歳で、平均支払額は約400万円。
被害対策弁護団は6日午後、都内で会見し、「集めた1000億円がどこに流れたのか、強制捜査で明らかになることを期待する」とした。弁護団によると、全国47都道府県の契約者延べ約3200人から相談が寄せられているという。(共同)
https://www.nikkansports.com/general/news/201902060000947.html
加工食品のオーナーになれば高い利子を支払うとして資金を集めながら、
契約者に数百億円の支払いを滞納している通信販売会社
「ケフィア事業振興会」
警視庁は出資法違反の疑いで捜索に乗り出しました。
この会社をめぐっては全国の消費生活センターなどに被害の相談が相次いで
寄せられていて警視庁が詳しい実態を調べています。
「ケフィア事業振興会」とは干し柿やメープルシロップなど、加工食品のオーナーになると利息が得られるなどうたって、会員から資金を集めていた会社です。
しかし、2017年12月ごろから支払いが滞っていることが問題になり、消費者庁が注意を呼びかけていました。
「ケフィア事業振興会」の社長鏑木(かぶらき)秀彌氏とはどんな人物なのでしょうか?
鏑木秀彌氏の息子の鏑木武弥氏は、干し柿の販売事業などを手がけるかぶちゃん農園株式会社の社長でした。鏑木秀彌と鏑木武弥は、2018年12月14日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けています。
鏑木秀彌さんは昭和10年12月20日生まれの現在83歳
彼の学歴を調査したところ、最終学歴は明治大学
明治大学を卒業後は東京都中央区京橋にある某大手食品メーカに勤務し、その会社を40数年前に退職。退職後は通販コンサルタント業を経て、ケフィア事業振興会の前身にあたる会社を創業しています。
鏑木秀彌さんが勤めていた某大手食品メーカーというのが 明治製菓
このケフィア事業振興会が設けていたオーナ制度ですが、半年経過後に契約時に支払った金額の10%程度を加算して払い戻すとのこと。
要は契約者に投資させるといったビジネスのようです~
しかし、2017年11月あたりから契約者への配当金の支払いが滞るなど雲行きが怪しくなり、挙句の果てには契約者約2万人に対して340億円以上も滞納し巨額の負債が発生!!
その負債額は、なんと1千億円超なんだったという。
鏑木秀彌の息子 鏑木武弥は『かぶちゃん農園』の社長!すでに会社は破産...
詐欺師一家か・・・
鏑木秀彌さんについて調べていくうちに、息子さんがひとりいることがわかりました。
なんと、鏑木秀彌さんの息子は『かぶちゃん農園』の社長だったという鏑木武弥さん。父親が社長を務めていた『ケフィア事業振興会』と同様、『かぶちゃん農園』は2018年10月1日に東京地方裁判所に対して鏑木武弥さんが破産を申請したことにより倒産してしまったみたいです~
親子それぞれ経営していた会社が揃って倒産してしまうとはなんとも皮肉な話ですよね。。
今後も、ケフィア事業振興会が捜査されるにつれて鏑木秀彌さんの素性が明らかになっていくことはほぼ間違いないでしょう。
「散々いじめてきた相手に懲らしめたい!」